学芸員という生き物について

博物館で生業を立ててる人のはなし。

美術展を見逃した2023年、2024年に再チャレンジ

えーと、愚痴るわけでは無いのですが…

今年2023年は極端に展覧会に行けなかった、美術館博物館に見に行けなかった年でありました。仕事が忙しいといいつつ、土日は休みなので時間が取れそうなところもあったのですが、実際は平日仕事で土日は家の用事という具合に詰まっていて、簡単に行けなかったというのが現実でした。

妻は働いてないので平日でも出かけられるようで、自分の家族とあちこち展覧会を見に行っていたようです。ちょっとうらやましい。わたしも本当は平日も休みにできるという話だったんですけど、蓋を開けてみたらありゃりゃちょっと違うなという。

その中でも、どうにか行けて「見られて良かった」と思うのは伊丹市美立美術館で開催されていた牛腸茂雄展かなあ。

そうか、今は市立伊丹ミュージアムか。リニューアルしてから行くのも初めてだったから名称が今ひとつ覚え切れていないけど。

itami-im.jp

ここはソールライター展とか意外な写真展をどんどこ開催しているのですげえなあと思います。今回の牛腸展ももちろん良かったです。ほぼ全ての写真が出てたんじゃ無いかな。どれもこれも牛腸さんの思いというか、そういうのが垣間見えてきて、ああ写真の思いってのは伝わってくるもんなんだなと。

料金も近年高額なところがある中で比較的抑えめの設定なのも良かったです。

ただ、チケットの半券が無かったのがものすごく残念でした。シール式で服のどこかに貼ってくださいっていうのになってました。半券がなあ…そういうの集めるのが好きなだけにガッカリしました。ここ、チケットのデザインも凝ってる展覧会が多くて楽しみだったのに。

半券あるとあとでノートに貼ったりしてまとめられるからいいのにな。

そんなわけで、いろんな意味で印象に残った展覧会でした。ポストカードも買ってほくほくで帰りました。会期ギリギリに行けて良かったなあ。

 

今年はそんな具合でした。2024年こそあちこちの展覧会を見てまた勉強しないと、そろそろ自分のストックが無くなっているうえにだましだましで来ている部分ももう限界に近づいてるのが分かります。なので2024年は意識して展覧会を見に行くことを目標にしたいと思います。仕事とかそういうの片付けて行けるようにしたいなあ。

がんばろ。