学芸員という生き物について

博物館で生業を立ててる人のはなし。

2018-01-01から1年間の記事一覧

体力勝負

設営作業が始まったら、あとは体力勝負。 はい、今日(昨日?)も朝から夕方まで走り回り・歩き回りました。トータル17000歩程度。程度って話ではないけど、まあとにかくそれくらい動きました。 距離にして14km。Pokemon GOの卵ふ化が捗る捗る。 問題は初日…

中高生ってミュージアムに来るのかな

そもそも論だけど、中学生・高校生ってミュージアムに来るのかな。その点がすごく気になってて、今のところの自分の課題の一つ。といっても、おそらく各ミュージアムでの共通の話題だと思う。 美術部とかだったらまだ美術系のミュージアムにいく生徒もいるだ…

過去の研究から抜け出せない

なんかそういうのあるよね。 その人が大学とか研究機関にいた時期に流行った研究が、いくつになっても抜けきれないやつ。 まさにわたしなのだけれど。 そろそろ研究を進めて自分の中で消化していかないといけない時期なのに、なかなかそれができていない。自…

意気込みだけはあるんだけど、何をどうしたらいいかわからない

意気込みだけはあるんだけど、何をどうしたらいいかわからない 自分の研究の話。 そろそろちゃんとした形にしよう、毎年年が改まるたびに思うんだけど、そういう意気込みはあるのに結果に結びつかない。 今年もそうだった。 おそらく意気込みはあるけど何を…

ワイヤレスキーボードがほしい

前言撤回? こないだあんなことを書いたのに、ちょっとしたメモを書くためにワイヤレスキーボードがほしいなと思う今日この頃。 gakuge-i.hatenablog.com ポメラがあればメモ利用でも十分いけるんだけど、あれ今中古がそれなりの値段になってて。 キングジム…

再々、再募集かかってる採用案件は大丈夫なのか問題

いや、大丈夫じゃないよな。 学芸員採用の情報が出るところがあるんだけど、そこにずーっと再募集かかってる、とあるミュージアム(という言葉を使って館種を濁す)の採用がまた出ていた。このミュージアム、確か今年の1月くらいからずーっと採用募集してい…

ワークショップ案を作るの、大変

次年度向けのワークショップ案をちまちま作っているのだが、単なるイベントに終始してしまいそうで個人的に嫌なのである。はっきり言おう、気に入らん。 博物館で何かしらのワークショップをするのであれば、それなりに「そうだったのか!」的な、?が!にな…

長文ブログ、もう誰も読んでない説

よっぽどのことがないと長文のブログ読まれなくなっちゃたんじゃないか。 SEO対策で長文にしましょうというのが一時期はやったけど、むしろ内容圧縮していかに短く的確に物事を書けるか、そういう時代になってるんだと思う。裏付けないけど。 でも、展覧会の…

来年度、どうやらひとりになるらしい

同僚学芸員に耳打ちされたんだけど、どうやら来年度はわたしひとりになるらしい。学芸員が。どういうことかはお察しください。一応言っておくと今は2人体制。 マジかよー一応そのつもりで準備はしてきたけどさ、実際に面と向かってそう宣言されるとがっくり…

連携の距離

連携を前提に考えたとき、ゴールがどこかという基本的な設定もさることながら、館同士の物理的距離をいかに埋めるかが大事だと思う。長距離でも面白そうな取り組みであれば「行ってみようかな」という気になるし、近距離でもつまらなそうだったら行かないし…

今日も今日とて雑芸員

(わたしもなり方を知りたい…) 学芸員…ではなく、やはり自分は雑芸員なのだろう。今日は今日で荷物運びの仕事。男手が少ない職場になのでわたしが貴重らしく(使いやすいらしい、が本当だろうけど)、だいたい何かしらのものを運び出すときは動員されること…

できないことをいうもんじゃない、のはわかってるけれど

やはり何かしら言いたくなってしまう。 例の連携会議のこと。 gakuge-i.hatenablog.com 現状、みんなの態度が「金の切れ目が縁の切れ目」になっているのがどうも納得できなくて、忙しい合間を縫って皆せっかく集まってるんだから、そういうのもったいないか…

次年度講座の計画を作った

こないだのつづき。 gakuge-i.hatenablog.com ああ…どうにか提出できたぞ… 次年度は写真関係1本に絞ることにした。今年が4分野くらい手を広げすぎたからねえ。おかげで10月はほとんど死んでたし。 ただまあ、自分の研究分野と重なるようで重ならない部分が多…

ツールが増えれば仕事ができるようになる!

と思ってた時期がわたしにもありました。 あれだね、「使うだろう」とか「使ったら便利になりそう」というものは買っても使わないし、使えないし、仕事ができるようにならない。ゴミが増えるだけ。 なので、「こういう風な仕事をしたいので、このツールが必…

常勤(フルタイム勤務)で任期付き、という募集要項

こんな募集要項を見つけてしまった。バカみたいな雇用条件なんだけど、これ誰が応募すんのかね。 ・任期は5年 ・待遇は正規職員(給与も同等) ・任期終了後の延長は再任用試験を受験、合格すれば可能 … … …これはあれか、応募するなってことなのかな?責任…

「31年度トライやる」受け入れとかそういうの

早いものでもう平成31年度のトライやる受け入れとかそういうのがぼちぼち始まりつつある。次年度の元号が何になるかはさておき、とにかく締め切りが近いので今年度の反省もふまえてあれこれ記入して、あとは上層部の確認をとるだけ。 一応公的機関に属するの…

次年度の講座を考えろ、だって

上の方から降ってきた話。まだ今年終わっていないんだけれども。 今年行った講座を次年度もやるらしいんだけど、その時期とネタを考えておくように、だってさ。正直なところネタが微妙に乏しいので今年度もかなり厳しい戦いを強いられたわけだが、おそらく次…

無駄な会議には出たくないのだが

どうもお久しぶり。仕事が年末モードかつ変なところで休みをとってしまったので仕事もプライベートも妙に中途半端な状況になってしまった。そんな中で、会議がしょっちゅうあるわけで…無駄な会議と思うようなものが多くて、そうのには正直出たくない。 しか…

ナイトミュージアムがうらやましい

dailyportalz.jp デイリーポータルZさんの記事。 いいなーいいなー都内いいなー。こんな感想しか出てこない。 同じようなことを以前勤務していたとこでやったこともあるけど、人が全く来ない。というより、午後5時を過ぎたらもう誰も来ない。それが「ふつう…

中学生の変容

トライやるで見てるけど、年々中学生が変わってきているように思う。何だろう、すごく舐められているというか、そういうの。 あとすごくませてる感じ。セックスの話とかそういうのし出したときはどうしようかと思ったけれど、まあ男子中学生ならそういうお年…

トライやる、女子がいないとダレる問題

「トライやる・ウイーク」で子供が変わる (21世紀型授業づくり) いやまあ別に問題というわけでもないんだけれど。ここ数年の中学生を見ているとそう感じたので。 男子だけだとすぐにダレる。内容が悪いってのもあるけど、博物館の仕事ってそうそう楽しくない…

学会っていいな

久しぶりに所属学会の年次大会に参加したけど、やっぱ楽しいね。雰囲気が相変わらずのほほんとした感じですごく好き。 この手の学会は若い人があんまりいないので見つけ次第お酒持ってお話ししに行く感じで、そういう若手の研究者達と知り合いになるのが楽し…

うまくいかないもんだね、相変わらずだけど

募集あったとこの選考結果が来た。お祈り申し上げます、的な内容だった。書類選考、しかもネットからの応募だったけど、結局最後まで相手の人たちの顔がわからないまま終わってしまって、なんか変な気持ちである。 まぁ会って話盛り上がってからの選考外だっ…

「行くとこなかったらウチに来るといい」はあてになるのか問題

先日企画業者と打合せをしていたら、その専務クラスの方に「あと何年おられるん?」と聞かれた。 「5年間のうちの…3年目半分終わったくらいですね」 「終わった後どうすんの?」 「いやーまだうまいぐあいに決まって無くて…こないだ試験落ちましたし」 ※下記…

年長者を「たてる」こと

当館でもトライやるウィークが始まったんだけど、今回「長」がつく立場の人の出番を極力減らしている。 gakuge-i.hatenablog.com 理由はいくつかあるが、そもそも忙しそうだから、というのが一番大きい。なのだが…うん…その人たちがすごくご機嫌斜めになって…

仕事マネジメントの問題

上がどこまで我々の仕事を把握してるのかわからないが、とにかくあれやれこれやれでスタックしている案件ばかりだ。加えて論文も書いて出さなきゃいけない。 今日まだ出してないことがバレてしまったので結構いろいろ言われた。反論すればよかったかなー皆様…

落ち着きのある日々が欲しい

それにしても、こう毎日いろいろと動きがあるのはしんどいものがある。落ち着いて作業をしたいが、なかなかそういうのは難しい。 明日は明日で業者の人が午後から来るから2時間ほど潰れる予定。その後は中学生の相手をする。動けるのは午前中だけになりそう…

原稿、仕上がらない

締め切り間近の原稿が終わらなくて、そもそも書く気力がなくて、つらい。​ だいたい、調査もせずに原稿を書けって言う方がおかしい。 ああもう、どうしたらいいのさ。

民具と回想法について、の体験談

これは自分でもやってみたいと思っていたけれど、できなかったことのひとつ。 ちょうど10年近く前から各地の博物館で民具や昔の道具、おもちゃを使っての回想法事業が流行った。 福祉のための民俗学―回想法のススメ 作者: 岩崎竹彦 出版社/メーカー: 慶友社 …

トライやるって皆何させてるんだろう?

トライやるウィークがまたやってくる。トライやるウィークについては兵庫県の教育委員会や文科省のサイトに詳しいが、心の教育を目的として展開されている。しかし事業所としては負担が大きくて、何をどうしたらいか分からないでいる。もっと言えばよその館…