博物館法では、公立館は原則無料がうたわれてるんだけど、「但し、博物館の維持運営のためにやむを得ない事情のある場合は、必要な対価を徴収することができる。」っていう但し書きがある(第二十三条)。
これに対して梅棹忠夫が何だったかな、何かの対談で何か言っていたような気がする。ほんとは無料にしたいけど、無料にしたらふさわしくない人たちがやってくる、居座ってしまう、みたいなニュアンスだったように記憶している(記憶違いかもしれないのでこの辺また探して読み返す)。
図書館なんかでも議論にあがるやつ。ホームレスとかそういう人たちが来るから無料は止めて欲しいとかそういうの。いやいや、そういう方たちこそ図書館や博物館といった公共施設を使って現状から社会復帰(という表現が正しいかは別として)を目指すこともあり得るわけだし、というかそういう「誰が使うか」を公立の立場がやっていいのか。それを考えていったら、当然低所得者層に対しても何らかの措置があってもいいと思うんだけど、何かそういうのすっぽ抜けてて、最近だとむしろ入館者収入を上げろとかそういうの言われるしさあ。「文化でも金を稼げ!」的な世の中だから、お金がない人間には厳しい世の中になりそうだよ。というかもうなってるよ。実際わたしも低所得者だよ、年収300万ないよ。
…何だっけ、途中から愚痴になっちゃった。博物館ギョーカイでももっと議論してもいいんじゃないのかなこの視点。すでに議論されてるのかもしれないけど(それだったら不勉強すぎるなあ自分)。
メモとして記録しとく。