学芸員という生き物について

博物館で生業を立ててる人のはなし。

監督役はつらいよ

美術館って、おもしろい! : 展覧会のつくりかた、働く人たち、美術館の歴史、裏も表もすべてわかる本

会場を貸し出して展覧会を開催する、というので、その監督役みたいなのをやっている。プールでいうところの監視員とかそういう感じと思ってもらえばいいのだが、一番違うのは作業の進捗によって帰る時間が変動する、というやつだろう。監視員であれば時間が決まっているが、今のような作業時間が微妙に変動する的なものだと早く帰れる時とそうでない時にはっきり分かれる。今回はどう考えても後者。監督役だからこの時間までね!と言い切って切ることも出来なくはないのだが、しかしそこで切ってしまうとまず完成していない状態になってしまう。おい、それでいいのか?っていう話だよ。

だから時間ちょっとだけ延長しますからね、なんて言って対応しようと思うけど、それはそれで今度はわたしの帰る時間がどんどん遅くなってしまう。晩御飯にありつけるかすら怪しい。となると、職場にいる間に何か食べといた方がいいのだが、見たところ菓子パンくらいしかなく、ちゃんとした栄養のあるものが見当たらない。このままじゃ病気になっちまうなあこれ。

そんなわけで自分の仕事しつつ監督役しつつ、各方面に連絡したりエクセルと睨めっこしたりと、かなりマルチでバタバタだった。相変わらずそういうのが続くなあ。明日くらいはゆっくりしたいが、明日は明日でまた予定が積み込まれてるのだった。朝から晩まで結構みっちり。ぬー。来週になるまでちょっと落ち着けそうにないなこれ。

はあ。疲れたなこれ。