作家が存命な場合、関係性を構築するのが割と難しい。まあそりゃね、いろんな人がいるからね。腰が低い人も多いけど、当然のように上から目線で来る人とかそういうのもあるので、臨機応変に対応しなきゃいけないわけで。
あと、コミュニケーションが難しいケースもよくある話。言えば伝わる場合が多いけど、時々こちらに何も説明せずに絵に手を加える人とか、修正していく場合とか、なんかオブジェが増えてるとか、そういうのもあったり。展示の状態が気に入らなかったから自分で手を加えていくとかね。こちらに言ってくれればちゃんと道具とか揃えたり用意できるんだけど、そういうのも人によりけりだからどうしたらいいか見極めるのが難しかったりする。
信頼されるまでが大変なんだけど、ようやく話が通じるようになってきたなというタイミングで会期終了とか、そういう話になりがち。だからといってグイグイいくと相手閉じちゃうし、何より失礼なやつ扱いだからな…マジで難しいぞ。
結局、そういう場合はわたしは割と相手と距離をとっちゃうなあって。いやまあ、最近ちょっとそういうのに近いことが身近なところであったので。わたし自身があんまりグイグイいかないし、何より相手との距離を詰めるのが難しい性格してると思うので。作家と二人きりになった時とか結構地獄よ。お互いキョドルこともあったし。無視するなら無視してくれればいいんだけど、そういう時に限ってなんか喋ろうとしてくるのよ向こうが。ああっ、そんな!先生、そんな気を使わないでいいんですよ!みたいな。
なんだろうな、気の利いたことのひとつくらいわたしも言えるようになりたいなと最近特に思う。雑談力みたいなのが本当に欲しい。学生時代、いろんなコミュニティに属して話ができるようになっていれば良かった。だいぶ後悔している。
これはもう生きていく上でずーっと続く問題だ。ぼちぼち解決策というか攻略本みたいなのを持たなきゃな。
なんかそんなことを考えてたら気が重くなってきた。美味しいものでも食べて整えるか。お金もう無いけど。