学芸員という生き物について

博物館で生業を立ててる人のはなし。

ICOM大会、盛り上がってないね

わたしのまわりだけかもしれないけど、ICOMのことで盛り上がってない。そもそもICOMって何?みたいな雰囲気だ。

今年京都でICOMの国際大会があるんだけど、何ができて何ができないのかいまいち見えてこない。大会事務局の人たちくらいしか盛り上がってないように見えてならない。

京都大阪方面はまあそこそこ盛り上がってるっぽいけど、そこからちょっと外れたら「は?何それ?」とかいうレベル。関東方面は知らないけど、国立館が何かしらするんでしょ、たぶん。

何より京都大会あるから何かしよう!みたいな話、勤務館で全く出ないもん。セッションあるからどうする?参加する?とか、一緒に行って勉強するぞとか勉強してこいとか、そういう話が同僚とか上司から出ない。

わたしからすればいいのかもしれないけど、その分じゃあ仕事はどうなる?抜けたところを誰かフォローできる?っていう話になって返り討ちにあったので話をやめるしかない。たぶんだけど、そういう学芸員多いんじゃないだろうか。

この大会を日本で開催して、博物館の環境というかそういうのが大きく変わるのだろうかそもそも論だけど、学芸員の参加が気軽にできない時点で日本のシステム的な面でのダメさを露呈してるよね。

 

もっとも、海外の状況も知らないでうだうだこういう風に言ってるわけだけど。

 

できれば大会当日に参加してみたいけど、休み取っていけるかどうか。ちょうど夏の展示の時期と重なってる可能性が高いんだよね。せっかくの大会なのになあ…