学芸員という生き物について

博物館で生業を立ててる人のはなし。

「絵を飾りました」

首と肩が痛い、というので病院に行って見てもらった。初めて行く整形外科なのでちょっとドキドキものだったが、比較的若い先生で(50代くらい)テキパキとされるのが良かった。ただ、どんなにテキパキされていても患者さんが待合室にたくさん患者さんが待っている状況は大変そうだなと思った。

わたしも1時間くらい待ってようやく診察室に呼ばれて診察、レントゲンを撮る必要があったので一旦待合室に戻ってそれから30分待ち、レントゲンしてもらってさらに10分。何分待ったかもう分からなくなって、これで診察結果が「ストレートネックですね」という。

おい。

マジか。

先生に「何かしたの?」って聞かれたので「仕事で絵を飾りました」というと、「ああ、絵画の展示ね」と。何だろ、この手慣れた感じ。学芸員というか展示関係者が結構行くところなのか。そうでないと「絵画」とか「展示」とか言葉出てこないぞ。というよりも、分かりやすいように言い換えた自分がちょっと恥ずかしい。

そこで「お、ご存知ですか?」とか言いそうになるけど、他の患者さんもいることだし黙っていた。まあいいか。時間も時間だったし、何事も無かったらそれでいいわけだし。

処方されたクスリは痛み止めのみ。飲んだけど効果無かった。これ1週間くらい様子見して治らなかったら違う病院に行くか…治ってくれればいいけどな。