学芸員という生き物について

博物館で生業を立ててる人のはなし。

もやもやのかたまり

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最近はこんなことばかり考えてる。

考えてはいるんだけど、その理想のぶつけ先というか、議論の相手がいなくて館内でちょっと燻ってる。燻ってるというのが正しいかは別として、なんかちょっとね、物足りないというか。博物館のこれからを考えたいし、同僚がどう考えてるのかも知りたいんだけどなかなかね。以前いた同僚からは「意識高いっすね」みたいなこと言われたし。

でもさあ、働いてる人間がこういうの考えなきゃ誰も考えないし、気を抜いたらすぐ廃止論に傾くよ?文化施設は金食い虫なのは変わらないんだから。

…なんかなあ、もやもやするなあ。

誰がやるのさ、誰が

もはや愚痴レベルなのだがとりあえず書く。

次年度の企画がようやく決まって動き出しているのもつかの間、今度は2021年度の展覧会を考えるようにと上から指示が降ってきた。理由はわからないがとにかく21年度分の展覧会を今月中に考えなければならない。展示の方針もまだ決まっていないのに、である。

おかげで現場サイドは大混乱中。そもそもおおもとの方針を決めるのは誰なのかすら決まっていないのでどうしようもないのだ。館長は決裁権あったっけ、とか、あれ、それ以上のレベルの人が必要?とかややこしくて仕方がない。

※館によっていろいろ異なるのですこの辺。あえてぼかして書いてますけど。

ほんとに責任を取る人たちが「我関せず」を突き抜けてやってるから、われわれ現場は右往左往するしかなく。自分がやれる部分だけはやっておこうと思うけど、上がそんな感じだとちょっとなあ…いまいち頑張ろうという気がわかないのはなんでだろう。

自分の稼ぎ場所なはずなんだけど。

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博物館のことを書かずにブログサイト(当ブログ他)のメンテナンスとかそういうのをやっている。こないだグーグル様のコアアップデートとかいうものが行われたらしいのだが、実際そのようなことをアナウンスしているわけではないので、本当に行われたかどうかはわからない。アクセスが減少した!畜生!SEOだ!と吠えてるブログはいくつか見かけたけど。

でも、そもそも日記系ブログの人間にとってはあんまり気にしてないというか。

そもそもこのブログ自体、アクセス数を全く稼げていない。グーグルに登録しているものの、どうも引っかからないらしい。わはは、中身のないチラシの裏サイトだからな。レビューとかそういうのもないし。

ただ、ここのところメンテナンスやってなかったので調整とかそういうのもやっといた。テーマとかそういうのも変えていきたいなと思うけど、コード編集がめんどくさくなって途中で保存。結局変な感じになってしまったけど、まあぼちぼちといじって変えていこうと思う。ヘッダーだけはcanvaで画像作って入れたけど。

staff.hatenablog.com

せめてはてなブログからpingがちゃんと飛ばせたらなあ。

実は人見知り

「人見知り」として生きていくと決めたら読む本

知人の顔を立てる意味も含めて、企画会社の方と会わなければならなくなった。

実はそういう「誰かに会う」ことが一番苦手だし、一番嫌いなところがあって、今から気持ちが沈んでいる。

これが博物館関係の例えば学芸員とか、資料所蔵者とか、そういう人たちであればまだ前向きになるし、なんか面白いことないかなー、面白い話できないかなーと考えるのだが、企画会社の営業の方とはあんまり相性が良くない気がしている。

お金と会期と目標来館者数、展示内容と点数くらいしか話す内容が基本的にはなくて、仲良くなれば話は別だけど、仲良くなってしまうのは果たしてどうなのよとも思うわけで。

その辺の距離感って結構難しいところがある。

それはともかく、とにかく初対面の営業の人に会わなくてはならない。

しんどいなあ。

間に入って紹介してくれた知人も同席してくれればまだ助かるのだが、そういうのはない。最後まで紹介して間に入ってくれよと言いたい。営業の人の営業トークほどしんどく感じるものはないのだが、もうぶっちゃけ本音で言ってくれない?と言いたくなる。

言えないし言えるような仲じゃないし、何より初対面なんだけど。

 

要するに、1週間後のことを今からグダグダ悩んでるんです。はい。

ちょっと、いや、だいぶおかしいかもしれないけど、当人としては大問題です。

お休みが欲しい

担当した展覧会が閉幕し、撤収もすんでもうすぐで一週間になる。

早いなあ

はい、わたし今「お休み」が欲しいです。体調も崩れ気味になってきているし、何より寒いなか出勤とかしたくない。一応、3日前くらいに1日休みを取ってはいるけどその日は遠出しなければならず、溜まった家事もしなけらばならずで休みらしい休みではなかったのだ。都合10日間は動いている計算になると思う。朝から晩まで一日も家でゆっくりすることが出来ていない。これはこれでしんどい。

こないだは研修先から直帰できたけれど結局帰ってまた買い物に行かなければならず、いつもとほぼ変わらない時間に晩御飯という憂き目にあっている。全然ダメ。体休めてないから頭痛くなってきたし。昨日は昨日でお弁当用のおかずとか味噌玉とか作らなければならなかったさすがに23時台にフライパン振るうのはしんどさが半端ない。これが論文を脱稿してホッとした時に出るしんどさならまだいいのにねえ

3日ほどひとりでぼんやりしたい気分だ。

それを「成果」にするんじゃねえ

担当展覧会が終わってホッとしながら後始末を進めているんだけど(関係各所へのお礼メールとかその辺)、間髪入れずに始まる次の展覧会がぜんぜん用意できていないようでひじょーに驚いている。

あ、担当者はわたしじゃないですよ。さすがに1年間ほぼすべての大型展覧会を担当してきたらいい加減にくたびれるってものです。

まあ驚いているというよりもあきれているという言葉の方が正しいか。「驚いている」ポーズをとっている、の方が適切かもね。とにかく「まだ全然できていない」状態にもかかわらず、担当者がべらべらと喋りまくる。うるさい。ほかの同僚がパネル原稿の校正を担当者のかわりにやっているのに、なんやかんやでひたすらしゃべる。当然作業進まないし、終わりが見えてこない。

…自分な、1年で1本しか展覧会しなくていいのにな、なんで毎回そんなにギリギリなわけ?んで、なんで辞めないわけ?と喉まで出かかってるけど言わない。もう関わったらこちらがバカを見るだけなので何も言わないのが一番であろう。ノータッチ。しかし同じ事務室にいるだけでイライラしてくるしうるさくて仕事にならないので何回も事務室出たりしている。しかも向こうの同僚がどういうわけかすごく協力的でなあ…一人でやらせたらいいのに。

世の中にはこれで自分の成果としてカウントしている人間もいるので真面目にやっていくのが嫌になったりもする世界だ。

ハンマーとバール

ほんとはそういうのを使うのは最初と最後だけにしたいのだけど、展示設営の時に気づかなかった問題がたまに期間中に出てきたりする。キャプションとめてるピンがはみ出してたり、変な方向に打ち込まれていたり…とまあそういう類。入館者がいなくなってから地道に修正作業するけど、展示業者が施行しているものだと「触っていいのかな?」と少し不安にもなる。

まあやっちゃうんだけど。

今回はものの30分で終了できたからよかった。バールでキャプションが破損しないかひやひやものだった。この手の修正処理はいつも緊張する。ピンの打ち込みなんか、何回やっても緊張するし、だいたい1、2回は失敗してピン自体が曲がるのでつらさしかない。

展示室から作業を終えて出るとき、裸のままのハンマーとバールを持ち歩いてたらちょっと不格好だなと思った。なのでワークマンとかに行って、それこそ建設現場で働いてる人のような腰袋(というのかな)を買おうかと思う。展示施行の人の中にもそういうのを腰から下げてる人いるし。電動ドライバーまで入ったら便利そうだな。

…だんだん自分が何屋なのかわからなくなってきたぞ(まあ、いつものことだけど)。