学芸員という生き物について

博物館で生業を立ててる人のはなし。

動画編集ばかりやっている件について

ご無沙汰してます。

学芸業務ってなんだっけ?てくらい、動画編集してます。撮ってはエンコード、撮ってはエンコードで凝った編集はできてないんですけど、撮ったものをつないで1本にした状態の動画ばかり作ってます。

「とりあえずこんな感じの映像取りましたよ」的な。

納品とかそういうのをするわけではないので、クオリティも度外視してます。もう最低の最低。動画編集といいつつ、編集していないなこりゃ。

サイバーリンク PowerDirector 17 Ultra 通常版

サイバーリンク PowerDirector 17 Ultra 通常版

 

映像ソースは3時間55分ほどで、これを数分ずつ切り貼りして15分程度にする工程が待っている。待っているのですが、どういった動画にしたらいいのか今一つ頭に思い浮かんできません。イベントの記録映像なんですが、当日参加できなかった人に対しても、その様子が分かるような動画にして館内で流せたらと企んでいるんです。また絵コンテみたいなの作る必要があるからなー…どうすれば効率的に作れるのか、ワークフローを改めて考えた方がよさそう。

そうそう、PC上に動画を取り込んだら、いくらAVCHD形式のFullHDであっても、クソみたいな画質になるのってなんでだろ。民生用のハンディカムだから?一眼画質の動画じゃないから?YouTubeのHD画質動画にすら至らないからこの辺は難しいなと思う次第です。

そんなわけで、まだまだ細々と仕事してます。自分の趣味とか研究ができるのはいつになるのやら。まあ、がんばります。

ミュージアムへおいでよ

もうすぐ連休も終わりますが

www.kobe-np.co.jp

なんてことを言うと無責任になるかもしれないけど、学校や家がつらかったら図書館やミュージアムへおいでよ。

ひとつの作品、ひとつの展示物を前に数時間、あれこれ考えながら眺めてるのもいいかもしれない。悩み解決に直結はしないかもしれないけど、ミュージアムにいる間だけでもほかのことを考えることができれば。

手を加えるのであれば

最初から書いてくれよと思う。

あ、新聞記事の話ね。紙面の一か所に記事を書いてくれって言われて書いて出したらだいたい手を加えられてんのね。変な体言止めとかそういうのに変えられてて気持ち悪い。「新聞フォーマット」とでもいうのかな、そういう文章に変えられているからすごくやる気なくすよね。

なんつーかね、そういうのばっかりで骨が折れる。もう書かないぞと思うけど仕事だから書かなきゃならないし、書いたら書いたでこちらの意図と微妙に違うニュアンスにされているし、の繰り返しでこちらが消耗ばかりしてしまう。

正直なところくたびれてしまった。

次からは誰か書いてくれないかな。

展示台を数えよう

館内にある展示台を数えるので半日終わってしまった。

斜台とかそういうのをひとつひとつ採寸して量を数えて記録する、という作業。楽なように見えて地味に数が多くて大変だった。だいたい、なんで先代・先々代の学芸員は数えて一覧化していなかったのかとぶつぶつ言ってても仕方がない。自分が担当だとしてもそれ嫌な作業だし今日も渋々やったようなもんだし

結論:リスト化と写真化は大事。ちゃんと写真撮って貼り付けないとわかんない。自分らの代だけじゃなくて次の世代にも引き継いでいく資料を作っていくの大事。

どういうわけか知らないけど、そういう引き継ぎ資料っての作らない人が多いなあ。作る暇も無く辞めているんだろうか。まあその辺の詳しいことは知らないけど。

研究紀要ができた、のはいいのだけれど

研究紀要ができた。できたのはいいんだけど、正直自分の書いたものは論文というよりも単なる研究ノート的な扱いをしてほしい内容なので、それを論文として掲載するのってどうなのよって、ひとりもにょもにょしている。

だってさあ、今回時間なかったうえに書くだけの余力なかったんだもん。

とかいう言い訳。ああ研究者にあるまじき態度。

締め切りが定まっているならそれに向けて日々書いていけばいいのに、それをしないからこうなるわけで。逆に言えばできないからこそ、今の自分があるわけか。そりゃ毎日課題に向き合って研究できていればまともなところに就職できているよね。あたりまえだけど。

これどこに配布されるんかな自分でもあんまり読みたくないひどい出来だから配布しないでほしいんだけどそうもいかないだろうし。

ああもっとまともなものを書けるようになりたい

なぜあなたは論文が書けないのか?

なぜあなたは論文が書けないのか?

 

 

金にならない仕事はしたくない、けど

そういうコザコザとした金にならない仕事のほうがたくさん回ってくる。学会の庶務とかそういうの。

しかも無料でやらなきゃならないのに完璧を求められるから、こっちとしてはたまったもんじゃない。

「次につながるよ」と言われ続けて数年経ったけど、次につながった試しがない。

要するに、こういう業界によくある「体の良いただ働き要員」がほしいだけなのである。学会組織の先生方は。

 

あーもうね、どうにかならんかね。ほんとにね。