学芸員という生き物について

博物館で生業を立ててる人のはなし。

次年度講座の計画を作った

こないだのつづき。

gakuge-i.hatenablog.com

ああどうにか提出できたぞ

次年度は写真関係1本に絞ることにした。今年が4分野くらい手を広げすぎたからねえ。おかげで10月はほとんど死んでたし。

ただまあ、自分の研究分野と重なるようで重ならない部分が多い気がするので今から勉強しとかないといろいろまずいのは明確。しかも内容がちょっと難しいかもしれないたぶん人集まらない大学生向けなのかもしれないがそれでも難しいかもこれをどうかみ砕いてわかりやすく説明するか。

また頭抱える日々がやってきそうだわ。

ツールが増えれば仕事ができるようになる!

と思ってた時期がわたしにもありました。

あれだね、「使うだろう」とか「使ったら便利になりそう」というものは買っても使わないし、使えないし、仕事ができるようにならない。ゴミが増えるだけ。

なので、「こういう風な仕事をしたいので、このツールが必要で、どう使ったら便利になるのか」までを考えて買わないとダメだわ。お金も無駄になっちゃうし。そういうことに今頃気づいた今日この頃。

部屋の片付けしてたらいろいろ出てきたもんで書きました。

常勤(フルタイム勤務)で任期付き、という募集要項

こんな募集要項を見つけてしまった。
バカみたいな雇用条件なんだけど、これ誰が応募すんのかね。

 

・任期は5年

・待遇は正規職員(給与も同等)

・任期終了後の延長は再任用試験を受験、合格すれば可能

…これはあれか、応募するなってことなのかな?責任とかもおそらく正規職員と同じになるんだろうけど、任期付き職員に対してそこまでやらせるのってどうなのよ。

 

なんだかすごく足元見られてるなーって思った。


「31年度トライやる」受け入れとかそういうの

早いものでもう平成31年度のトライやる受け入れとかそういうのがぼちぼち始まりつつある。次年度の元号が何になるかはさておき、とにかく締め切りが近いので今年度の反省もふまえてあれこれ記入して、あとは上層部の確認をとるだけ。

一応公的機関に属するので男女の比とかそういうのは書かない方針だが、心情的には男女同数もしくは女子生徒は入れてほしい。理由はこないだも書いたけど、男子生徒だけだとすぐにだらける。

gakuge-i.hatenablog.com

あれなんでなんだろうな。こちら側のコントロール力不足もあるんだけど、やはりあの年頃だと女子生徒の方が大人っぽい。男子も真面目になるから結構見てて面白かったりする。

まあそれはともかく、この申し込みが始まったら半年後にはまたトライやるをやらなきゃならない。次年度は別の人にお願いしたいけれど、お鉢が回ってくるだろうなあ。

次年度の講座を考えろ、だって

上の方から降ってきた話。まだ今年終わっていないんだけれども。

今年行った講座を次年度もやるらしいんだけど、その時期とネタを考えておくように、だってさ。正直なところネタが微妙に乏しいので今年度もかなり厳しい戦いを強いられたわけだが、おそらく次年度も厳しい戦いになるだろうなあと。

さてどうしよう。

次は回数減らして同一テーマでじっくりやるのもいいかもなーと考え中。ただ、一番の問題はネタが…その…なくて。

気軽にネタ探しが出来る環境なら、すぐにでも外に出て調査とかするんだけど…そういうわけにもいかないしなあ。ここら辺が非常に難しいところ。自分の研究をベースにいろいろ出来れば一番なんだが、それができない感じなので…。

来月の早い段階で提出しなきゃならないから、割と考えている時間がない。またのたうち回る日々になりそう。ああどうしようどうしよう。

無駄な会議には出たくないのだが

どうもお久しぶり。仕事が年末モードかつ変なところで休みをとってしまったので仕事もプライベートも妙に中途半端な状況になってしまった。そんな中で、会議がしょっちゅうあるわけで…無駄な会議と思うようなものが多くて、そうのには正直出たくない。

しかしそれでも出なきゃならないのが勤め人のつらいとこだな。

なんて自嘲しながら出席してきたわけだが、やはり力の抜ける会議だ。最近出席した会議がだいたいそんな感じなのが多くて胸やけしそう。

こないだ行ってきた連携会議なんかまさにそれで、会議してることに満足してるような状況のように見えた。別段、個別に開催された事業の実施報告を会議の場所で聞かなくてもいい。メール上の報告で十分だろう。わからないことがあったら会議の方で聞く体でいいのになあ。

こういう会議で抜けているのは以下3点かもしれない。

・ゴールはどこか?

・ミュージアムが果たす使命は何か、この事業が果たす使命は何か?

・目的達成のためにどういうプロセスをふまえるか?

要は基本中の基本が共通認識にならないまま話を進めているから訳が分からないことになっている。「連携する」ことが目的とすり替わっているんだけど、結局それに気づかない組織になっているのはやはり問題だろう。これは早急にどうにかして軌道修正を図らないと、意味のない会議にばかり呼ばれる可能性が非常に高い。

結局ロードマップもできてないから、文化庁などの補助金出すところのスケジュールに左右されてしまってバタバタしながらの計画作成になっているのが現状。それじゃあ意味ないよね、って感じなんだけどそれわかってんのかな

で、そういうこと言いだすとすごくめんどくさそうな顔されそう。今の会議って「仲良しこよし」の集まりに終始している部分があって、もうほんとに嫌なんだよね。

そういう中でこんなまじめなこと言いだすと「じゃあ君がやってよ」とか言われかねない。ほんとはどこかでちゃんと言わなきゃ、なんだけど。。

ほんと、落としどころを見つけないで進めるの、バカじゃなかろうか。

ナイトミュージアムがうらやましい

dailyportalz.jp

デイリーポータルZさんの記事。

いいなーいいなー都内いいなー。こんな感想しか出てこない。

 

同じようなことを以前勤務していたとこでやったこともあるけど、人が全く来ない。というより、午後5時を過ぎたらもう誰も来ない。それが「ふつう」の、だいたいどこにでもある地域博物館。ほんとに人が入らない。努力しても、この時間帯以降はどうしようもない。

 

ナイトミュージアム (吹替版)
 

 

だいたい、午後8時くらいまで人がたくさんいて皆動いていたらそりゃ博物館・美術館に行く人もいるし開けてても意味があるんだよね…そういう母数のことを考えずに、ただ取り組みをマネしても、意味がないんだけど案外そういうの重要視してないんだよなあ。執行部の方が。

 

かくして東京とそれ以外のミュージアムデバイドは広がっていくのであった…(みたいな)。